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強迫性障害を家族に打ち明けるのには勇気がいる。何て言えば良い?

もし自分が強迫性障害になってしまったら…それを周りに隠し続けることは難しいと思います。

特に一番身近である家族には何と伝えようかと悩むのではないでしょうか。

私もその一人でした。今日はそんな私がどうやって伝えたか、こんなところをもっと気をつけると良いなと思う点が

あったのでそのことについてお話します。

目次

家族に打ち明ける

なぜ勇気がいるのか

私は強迫性障害だと診断された時ただ呆然としていました。聞いたこともない病気を言われただ戸惑っていました。

当時私は一人暮らしをしながら仕事をしていましたが酷い時は仕事にもかなり影響が出ていました。

家族にすぐ相談すれば良かったのですが私は躊躇しました。

そんなん考えすぎやってとか、私以上に両親が悩み落ち込む姿を見たくなかった。これが躊躇した理由です。

近い存在であればあるほど、迷惑や心配をかけたくないという気持ちから中々言い出せないケースは少なくないと思います。また病気の話をして万が一否定されたり、傷つくような言葉を言われたらという恐怖心もありました。

家族なら絶対的に受け止めてくれるよね?みたいな前提があったので、それが覆るようなことが起こるのを恐れていました。

家族の反応

私は強迫性障害が仕事を辞めた理由の一つにもなっていたし、何かあった時のために家族に伝えることにしました。

その反応は最初はあまり強迫性障害について理解が難しいという感じでした。

病気って考えん方が良いとか、考えすぎたり疲れてるかもしれへんからゆっくり休んだら治るかもみたいな反応でした。

その時は何で強迫性障害という病気と伝えたのにも関わらず分かってもらえへんねんやろうと少し悲しくなりました。

病気になった自分では認めてもらえない、何だか自分を否定されている感覚さえありました。

でも今思えばただ自分のことを話して理解して!と自分勝手になっていたのかもと思います。

私はただ必死に強迫性障害という病気があること、自分がそれで苦しんでいることを分かってほしいという気持ちでいっぱいでした。

じゃあ家族の気持ちは?どこかで家族なら100%絶対に理解してくれるはずだと思い家族は何を思うのか考えもしませんでした。

仕事で上手くいかなくなり辞めることになったり、普段の生活は思うように進まずかなり自己否定をしていました。

こんなことも出来ないのかとかなり傷つくこともたくさんありました。

でも同じように家族もそれを聞いてショックだったろうし、何で自分の家族が?と悲しんでいたと思います。

それをその時は分かっていなくて自分しか見えていませんでした。

家族に理解してもらうには

家族に強迫性障害を打ち明けた時に出来るだけ深刻にならないように、私を勇気づけようという気持ちから大丈夫という言葉が出てきたと思います。

その優しさは嬉しいのですが当時一番に私が求めていたのは理解して受け入れてもらうことだったのでその言葉を素直に

受け取ることができませんでした。

ただ理解してもらいたいからと相手に押し付けてしまうのは良くないです。自分も辛いけどその話を聞いている相手も辛いはずです。

大切な家族が心の病気になってしまったことの原因は自分にもあるのでは?と親なら思うこともあります。

なので家族に心配をかけたくないという気持ちが強くて、最初は病状をそこまで話しませんでした。

でも実際自分がどういう状況かというのははっきり言っておくのが一番良いと思います。

強迫性障害になる原因は明らかでなくストレスからくるものだと言われているので、これ!という原因を探すのは辛いだけになってしまいます。

今自分はどんな症状があって困っているとか、こういう時は助けてほしいなど出来るだけ詳しく伝えましょう。

病院に通っているならどんな薬を飲んでいるのか、どんな治療をしているのかも伝えておくと良いと思います。

強迫性障害のことを打ち明けるには勇気が入りますが、時間をかけてでも良いので本当の自分はどういう状態なのか伝えましょう。

そうすることで安心感を得られるし、家族に協力してもらえることもあるはずです。

心の病気になったのは誰のせいでもないので、一番身近な大切な人に伝えることでお互いの気持ちを話したり理解し合って

過ごせることを願っています。

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この記事を書いた人

関西在住の20代OLです。
私の趣味はダンスで、自由に自分を表現できるところがとても好きです。
言葉で伝えることとは別に大切な自己表現の一つになっています。

そんな私は今心の病気と共に生活をしています。
突然体調に変化を感じて心療内科に訪れた時、強迫性障害と診断されました。
それ以来病気になった自分を弱い人間だ、人より劣っていると責め続けてきました。
ですが実際は全くそんなことないと気づきました。
そして心の病気が原因で辛い経験をしている人がたくさんいる事を知りました。

私はこの気づきや病気の辛さを共有でき、みんなが安心して過ごせる場所を
作りたいと思っています。
もっと心の病気についてオープンにする事で
お互いが過ごしやすい環境、社会を作っていけるのではという思いから
ブログを始めました。
私のブログでは、みんなで一緒に病気があってもそれを乗り越えて前向きに
幸せになっていこうという事を発信しています。

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