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パニック症の完治に焦らないで!自分のペースで向き合う方法

パニック症の方であれば誰しもが早く完治して、安心して行動できる生活に戻りたいと思いますよね。

でも本当に完治するの?という疑問を持つ方もたくさんいると思いますし私もその一人です。

今日はそんな私がパニック症の完治について思うことや考えることをお話したいと思います。

目次

パニック症の完治

本当にパニック症は完治するの?

今ではパニック症は治療をすれば9割完治すると言われており、残りの1割もかなり症状が軽減されると言われています。

これを見て私は「ほんまなん?」と思わず言ってしまいました。

なぜなら私はこの1割に属していてパニック症になって12年が経ちます。途中でやめたりしてしまいましたが今治療を継続し

て10ヶ月経ちますが一向に改善されている気配はありません。というより最近久々に大きな発作が出たりして不安が逆戻りしたりしています。

色んな話を耳にしますが、以前はパニック症だったとかそんな時期もあったというのが多い印象です。

私はパニック症になってからそれに気づけずかなり放置して悪化したところから治療を始めたので回復に少し時間が

かかるのかもしれません。

それでも今の私からすると、本当に完治なんてあるの?という感じです。

実際に9割が完治しているというデータがあるので可能性は高いということになりますが人によってはかなり差があると思っています。

私は2年前くらいまでは症状はほとんどなく、かなり良い状態でしたしパニック症について不安だと感じることもほぼありませんでした。

今から考えるとほぼ完治していたのかも!?と思える状態でした。

しかしある傷つく出来事があってそこからあっさりとパニック症は戻ってきました。

完治できる可能性は大きいと思いますが、そこにはまず治療が必ず必要になってきます

治療の仕方や期間は人それぞれですが、小さな変化を感じつつゆっくりゆっくり進んでいくので長期的な治療になると思います。

どうなれば完治と言えるの?

これはかなり難しいラインであり、私にも正直これ!というのは分かりません。

でもあの時もしかして完治に近かったかもという時期のお話をします。

まず、パニック症完治したかも!とかパニック発作が出たらどうしようというパニック症に関連したことは一切考えていませんでした。

そもそもパニック症に対する不安が頭に無いので心配することもありませんでした。

その時の私はバスにも電車にも乗れていたし、怖いと感じることがありませんでした。お出かけも楽しくて仕方ないし

誘ってもらえたらどこでもすぐ行く!みたいな感じでしたし、そこでパニック発作が出ることもありませんでした。

しばらくして久々に発作が出た時がありましたが、「疲れてるんかな?はよ寝よ」ぐらいの感じでした。

パニック症は数値化できるものではなくてあくまで人それぞれの感覚でしか分かりません。

ですが出かけることやその際に公共交通機関を利用することに抵抗を感じないこと、出かけることを純粋に楽しみだと

思えること、そもそもパニック症ということすら頭に無い状態がほぼ完治に近いのでは?と思っています。

パニック症が完治しない理由

他人と比べる

私はパニック症が完治するということを知って、そこに希望を持って治療を続けてきました。しかし完治どころか治る気配すらありません。

そんな中、昔パニック症でしたが完治しましたとか今は完全に回復していますという言葉を聞いては自分を責めました。

頑張りが足りて無いんじゃない?治療をちゃんとせずに怠けてるんじゃない?自分のせいで治らないと思っていました。

周りでそういう治ったよ!とかの話を聞けば聞くほど自分には足りないものがあるから治らないと思っていました。

でも違うんですよね!同じパニック症と言ってもみんなその症状の度合いは違うし治療のペースも違います

例えばみんな同じパニック症、この薬を飲んで3ヶ月治療すれば全員治ります!みたいな単純な話ではありません。

なので他の人の良い所を参考にするのは良いと思いますが、個人差があるので自分もその人と同じように同じペースで

完治に向かっていくというのは難しいと思います。

なので他人と比べても何もならないし、完全に同じ治療をしても自分自身にそれが合っていなければ良くなりません。

自分と向き合って、先生に相談して自分にあった治療法を見つけて実践していくのが大切です

周りを見て焦る

治療していく中で他人と比べないこと、そしてもう一つ重要なのは焦らないことです

パニック症の治療では、この治療でいけばこのくらいの期間で治りますよというはっきりしたことが言えません。

最初は薬ですごく良くなったり、でもぱったりと効かなくなる時もあったりします。

早く治したい、早く元の生活に戻りたいと思って焦りを感じるほどにそれはストレスになっていきます。

辛いことですがこの治療は長期戦になるなと最初から少し覚悟をした上で始めた方が良いかもしれません。

初めからエンジン全開でいくと、途中で燃料切れになって動かなくなってしまうこともあります。

ですが長い道のりとして考えてペース配分出来れば、上手く休憩を取りながら自分の体調と相談しながら治療を

進めていくことができます。

完治しないのはあなたの頑張りが足りないとかそういう話ではありません。人は人、私は私。

周りを見て焦る気持ちはよく分かりますが、一番大切なのは自分が無理なく続けていけることです

周りで完治したよ!という話を聞いたら「へ〜、そうなんや〜」と軽めのテンションで受け取ってみてください。

自分がそれ良いな!と思うものは取り入れてみるのもありですが、まだ治らない自分を責める必要は全くありません。

自分のペースを見つける

パニック症が完治するには、人それぞれのペースがあります。なので自分だけ完治していないと焦ったり、

自分を悪く思ってしまう必要はありません

治療やできる対策は万全にしながら少しずつ慣れていきしょう。自分のペースが大事なので、もし自分がしんどくなってしまったら休む勇気も必要です。

無理をすれば後にひびいてしまうし、その結果苦しむのは自分です。どんなに頑張っても治療段階ではパニック発作は起こる時は起こります。

もししんどくなった時は自分自身に「大丈夫」と言って安心させてあげてください。諦めない限り治すことが出来ます。

もちろん周りの目が気になる時もありますが、大事になのは自分のペースで進んでいくことです。

長い道のりで辛いとは思いますが、一緒に乗り越えて行きましょう。

自分ベースなのでまずは自分にはどんな治療があっているか、どうしたら自分は快適に過ごせるかを考えてみてください。

出来ないことよりも今自分が出来ること、そしてこれから自分が出来ることに目を向けみてください。

パニック発作の不安は中々消えませんが、無理に消そうとか克服しようと焦るのは禁物です。

完治には人それぞれのタイミングがあって、それがただタイミング的にまだ自分には来ていないというだけの話です。

必ず良くなるので、まずは自分を大切にしてしっかりと向き合って自分のペースで治療していきましょう。

私の場合は完治を目指していますが、それがプレッシャーにならないように上手にパニック症と付き合えることも同時に考えています。

私にはゆっくりな亀さんペースが合っているので、少しずつ少しずつ治療を進めている仲間です!

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この記事を書いた人

関西在住の20代OLです。
私の趣味はダンスで、自由に自分を表現できるところがとても好きです。
言葉で伝えることとは別に大切な自己表現の一つになっています。

そんな私は今心の病気と共に生活をしています。
突然体調に変化を感じて心療内科に訪れた時、強迫性障害と診断されました。
それ以来病気になった自分を弱い人間だ、人より劣っていると責め続けてきました。
ですが実際は全くそんなことないと気づきました。
そして心の病気が原因で辛い経験をしている人がたくさんいる事を知りました。

私はこの気づきや病気の辛さを共有でき、みんなが安心して過ごせる場所を
作りたいと思っています。
もっと心の病気についてオープンにする事で
お互いが過ごしやすい環境、社会を作っていけるのではという思いから
ブログを始めました。
私のブログでは、みんなで一緒に病気があってもそれを乗り越えて前向きに
幸せになっていこうという事を発信しています。

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