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強迫性障害は自分のルールに縛られやすい?どうしたらいい?

皆さんは日常生活の中でマイルールってありますか?

社会的に決められたルールはもちろんのこと、自分の中だけにある決まり事も多少あるかと思います。

強迫性障害にもマイルールこうしないと気がすまない!みたいな決まりを自分で無意識的に作ってしまうんです。

今日は強迫性障害が持つマイルールに関してお話します。

目次

強迫性障害のマイルール

物の配置や順番

強迫性障害になってから、物を置く位置や順番をすごく気にするようになりました。

自分が思う通りになっていないと居心地が悪いというか、すぐ直したくなってしまいます。

具体的には

・リモコンの配置や並べる順番

・カバンの中身

・引き出しの中の物の入れ方や片付ける順番

・靴を履くのは必ず左から

・自分が方向転換するのは必ず左回り     など

これを見ると全部大したことではありませんが、私自身ものすごく気にしますしこれに沿って行動しているので

このマイルールはかなり重要です。

強迫性障害になったのは大人になってからでしたが、小学生の時を思い返すとあれは前兆だったのかも?ということを思い出しました。

教科書やノートの並べる順番は必ず決まっていたし、カバンに入れる順番やどこに何を入れるかも自然と自分で決めていました。

次の日の準備は前日に全て終わらせ、カバンの上には帽子その横に明日着る服を置き一番上に名札を置くということを

教えられた訳でもなく自然と自分からやっていました。

その時は服を畳んで置く順番も決まっていたし、それが一つでも違うとなんか変?みたいな感覚が幼いながらにありました。

服などの物に捉われやすい

日常生活の中で例えばこの服を着ていた時にしんどくなってしまったとか、ショックなことがあったりすると

同じ服を着れない、または同じ組み合わせで着ることが出来なくなってしまいます。

逆にすごく良いことがあったり、上手くいくとその時に着ていた服やアクセサリーなどはお守りのようになり

大事な予定があったりすると同じようにすることで安心感を得たりします。

新しい服やカバン靴など着ていて純粋に気分が良いというのはあるかと思いますが、強迫性障害の場合その一つ一つに

何か意味があるのでは?と考え無意識的にマイルールとして取り込んでいたりします。

マイルールに苦しめられる!?

自分で作ったマイルールですが、かなり細かく決められていたりその通りにいかないと次に進めないので知らず知らずの内に

自分を苦しめている可能性が大きいです。

物の配置はいつも自分が思う通りに並べないと気が済まないし、順番に関してはもし間違ってしまったらやり直します。

完全なるマイルールなので誰にも怒られませんし、何の不具合もありません。

ただ自分が納得いかないとか、絶対にそうしなければという気持ちに縛られてやっているだけなんです。

多分周りの人からするとそんなことどうでも良くない?みたいなことがほとんどです。

他人から見て重要でないことも、私たちに取ってはすごく重要な決まりでありそれを守らないといけないんです

配置が違えばすぐ直しますし、自分の中ではっきりとこれはここ、これはこの向きと決まっています。

鞄の中身もとても整理整頓されていて一見綺麗に見えますが、きちんと何がどこにあってこの向きでというのが決まっているので綺麗なだけではダメなんです。

仕事中もデスクの上の物を引き出しにしまう時うっかり順番を間違えるとこそっと全部出してやり直したりしていますし

靴は右足から先に履いてしまった時はもう一度ぬいで左から履き直します。

どうでも良いことばっかりに見えますが、たくさんのルールを決めてその中で生活しています。

マイルールに縛られずにするにはどうすればいい?

正直にいうと、自分でも何でこんなにもルールをたくさん作ってそれをやっているか分かりません。

また今あるルールがどうやって出来たかも覚えていません。

多分感覚的にしっくりこなくて何回かやっている内にそれが定着したり、気付いたら出来ていたみたいなものが

ほとんどだと思います。このマイルールはとても重要で破ることが出来ませんし、変えることも出来ません

いつも通りじゃないといつもと同じでないとすごく不安だし、間違えればやり直します。

周りからすれば無意味で理解できなくても、自分にとってはとても重要なことなんです

じゃあどうすれば縛られないようになるのか…それは思いきってマイルールを破ってしまうことだと思います。

なぜこんなにもルールが多いのか、それは自分がいつもと同じように安全安心で過ごせるようにその時と同じことを

しようとするからです。同じでないと何か違うことや良くないことが起きてしまうのでは?と不安になってしまいます。

でもかなりしんどい時もありますし、単純に何をするにも時間がかかるみたいなことも起きてきます。

なら自分でルールをやぶる選択をして、それをしなくても安心、大丈夫を自分で経験するのが良いのではないかと思います。

そのルールを守らなくても大丈夫だよと、自分で自分に分からせてあげるのが良いと思います。

そもそもそんなルールは元々なくて、自分で作っているだけなので必ずこうじゃないといけない!というのはありません。

あくまでこのマイルールから抜け出したいと思っている方は試してみても良いと思いますが、マイルールがあるから安心と

いうのであればそれはそれで良いと思います。

選択は自由なので、少しでも自分が軽くなりたいとか細かい決まりに疲れてしまう方は思い切ってしないを選択することで

楽になるかもしれません。

周りと違っていても自分は自分だし、変わったマイルールがあってもそれが自分にとって大事なものであれば何も悪いことは

ないと思います。

ただ疲れてしまわないように、いつでもルールはやぶれるということも頭の中にあると少しでも楽かなと思います。

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この記事を書いた人

関西在住の20代OLです。
私の趣味はダンスで、自由に自分を表現できるところがとても好きです。
言葉で伝えることとは別に大切な自己表現の一つになっています。

そんな私は今心の病気と共に生活をしています。
突然体調に変化を感じて心療内科に訪れた時、強迫性障害と診断されました。
それ以来病気になった自分を弱い人間だ、人より劣っていると責め続けてきました。
ですが実際は全くそんなことないと気づきました。
そして心の病気が原因で辛い経験をしている人がたくさんいる事を知りました。

私はこの気づきや病気の辛さを共有でき、みんなが安心して過ごせる場所を
作りたいと思っています。
もっと心の病気についてオープンにする事で
お互いが過ごしやすい環境、社会を作っていけるのではという思いから
ブログを始めました。
私のブログでは、みんなで一緒に病気があってもそれを乗り越えて前向きに
幸せになっていこうという事を発信しています。

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