MENU

パートナーは理解してくれる?強迫性障害の結婚はここが不安!

今では結婚に対して色んな考え方や在り方が変わってきています。今までの常識が常識でなくなったり。

自分たちが一番ベストな方法をとるのが良いことですが、結婚自体に夢がある一方で不安なところもあるはずです。

強迫性障害の私たちが抱える結婚に対しての悩みはちょっと他とは違うかもしれません。

今日は強迫性障害の人が抱える結婚に対しての不安をお話したいと思います。

目次

結婚へのここが不安!

強迫観念・強迫行為への理解

まず強迫性障害になると強迫観念というものが生まれ、強迫行為をするようになります。

簡単に説明すると、強迫観念は度を越した不安や恐怖が常に自分の中にありどうしても打ち消せないものを言います。

強迫行為はこの強迫観念を消そうと何度も同じことを繰り返すことを言います。

正直強迫性障害になってからはこれらとの闘いの日々です。この不安や恐怖が無い日はありません。

まずこの考え方があること、そして実際に行動に出ているところが他の人とは異なります。

これは強迫性障害になった人特有のものなので、何故そんなにも不安や恐怖があるのか理解するのが難しいかもしれません。

日常のたった些細なことにもこの不安や恐怖は想像を超える度合いで私たちの元へやってきます。

まず相手の方が、自分にはそういう特別な感情があることを理解してもらえるかがとても怖いのです。

結婚は他人が一緒になるので当然考え方の違いはあるし、それぞれ合わないなと思うことはあるかと思います。

ですがちょっと度を超えてしまっているので相手が理解に苦しむかも!?と怖くなってしまいます。

それで迷惑をかけてしまったり、相手が疲れてしまったりあるいは何回も同じことをしてイライラされるかもと

相手の反応や態度がすごく気になってしまいます。

決まり事が多い!?

強迫性障害になってからこれもあれもと気にすることが増えたので、知らず知らずのうちにマイルールのようなものが

出来ていることに気づきました。

一人暮らしでいる時は何ら問題はないのですが、誰かと一緒に暮らすことを考えた時に自分がもしこのルールを言われたら

ちょっと嫌かも…!みたいなことがあったので私が考えるマイルールをいくつか挙げたいと思います。

・パジャマ、部屋着は完全に別物で1日過ごした部屋着でそのまま寝るのはNG

・外から帰ってきたらすぐに部屋着に着替える(基本的に外は外、中は中で分けたいので帰ってきたら速攻で着替えたい)

・ベットに入るのは必ずお風呂に入ってパジャマに着替えてから(体調を壊した時は例外です)

・外から帰ってきた服のままベットに座る、寝転ぶ(これは意識が吹っ飛ぶくらい本当に嫌なことです笑)

・基本的に何回も手を洗うのでいつも清潔にしていたい(清潔にするのは良いことですが回数が半端じゃありません)

・ご飯を作る時に食材を触る手はいつも綺麗に、火の通し加減もよくよく焼きくらい焼く(卵の半熟は食べれなくなりました)

・とにかく食品の保存方法や賞味期限にはちょっとうるさいし、心配し過ぎる

これを見て、うわーこんなパートナー無理やわ!て何人の人が思うか恐る恐る書きましたがこれが今の状態です。

ここからもっとひどくなったり追加事項が出てくるのか、それとも案外大丈夫やん!てなるかは自分でも分かりません。

とにかく他の人が気にならないことにも真剣に悩むし、周りの人がちょっと不安なことは私にとってはとてつもなく

想像を超えるくらい不安になってしまいます。

実際昨日の話ですが、布団に入ってから最近暑くなってきたので常温保存の食品がこのままで大丈夫なのか真剣に一つ一つ調べてました。

他の人からしたら、何やってんの?状態になるんだろうなと思いながら私はいつでもいたって真剣にこれをやっています。

自分のことだけに目がいってない?

結婚のことを考えた時に、私って自分のことを理解して欲しいと自分のことにしか目がいってないなと気づきました。

もちろん強迫性障害も丸ごと含めて私だと受け入れてくれる人とずっと過ごして行けたらこんな幸せはありません。

基本的にさっき挙げたのはあくまでマイルールなので自分に厳しく、自分が守ることが出来たら良いという感覚です。

なので相手にも全てのルールを同じくらい求めるということはないと思います。

ですが私の中にある不安センサーは幅広くそしてちょっとしたことにもすぐビーっと反応してしまいます。

私の中ではあり得ない!と思うことも相手からしたら何も気にすることでもないということが出てくると思います。

そんな時に嫌という感情より大丈夫?ほんまにそれして大丈夫?と心配し過ぎることがあるかもしれません。

相手の行動がちょっとても自分の不安センサーに触れるときつく言ってしまうこともあるのかなと思います。

相手を思い心配が故の行動ですが、相手からしたらそんなに言うこと?となるのは目に見えています。

あらゆることに対して危険だと感じ、恐怖心があり過ぎるんだと思います。

私も出来れば早く克服していきたいし、もし相手が強迫性障害だとして自分にはない感覚で不安をぶつけられたら

どう思うのかな…?相手の目線で物事を見て話をするのもすごく大事だと思います。

ついこんな変な私だけど理解してもらいたいという気持ちが先走ってしまうので相手が見えていない時があります。

2人で向き合っていく

自分の気持ちや、強迫性障害についてはオープンにしておくことはより良い関係を築いていくのに必要不可欠だと思います。

また相手からの「大丈夫やで!」の一言で、「そっか、大丈夫か!」とあっさり不安が飛んでいくこともあります。

言葉のパワーはすごいなと感じながら、相手の方が大きな心で受け止めてくれて大丈夫だと一言言ってくれるだけで

状況が一変して良くなっていく可能性も大きいのです。

安心できる人のそばでは私の中の不安センサーは鈍くなるのかあまり反応しなくなっているように思います。

お互いを思い合いながら、理解して受け止めて過ごしていけることをずっと遠く高い理想だと思っていましたが

自分の中にある、「自分て変で面倒な人」というブロックを外して素直に不安を打ち明けて

これからこうしていきたいと2人で話し合えたら、とても楽しくて明るい未来が待っているような気がします。

ただの理想ではなくて、自分次第でそれは現実に変えていくことが出来ます。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

関西在住の20代OLです。
私の趣味はダンスで、自由に自分を表現できるところがとても好きです。
言葉で伝えることとは別に大切な自己表現の一つになっています。

そんな私は今心の病気と共に生活をしています。
突然体調に変化を感じて心療内科に訪れた時、強迫性障害と診断されました。
それ以来病気になった自分を弱い人間だ、人より劣っていると責め続けてきました。
ですが実際は全くそんなことないと気づきました。
そして心の病気が原因で辛い経験をしている人がたくさんいる事を知りました。

私はこの気づきや病気の辛さを共有でき、みんなが安心して過ごせる場所を
作りたいと思っています。
もっと心の病気についてオープンにする事で
お互いが過ごしやすい環境、社会を作っていけるのではという思いから
ブログを始めました。
私のブログでは、みんなで一緒に病気があってもそれを乗り越えて前向きに
幸せになっていこうという事を発信しています。

目次
閉じる