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強迫性障害の確認にイライラ!?自分を疲れさせる悪化する確認行動

強迫性障害の毎日を覗いてみると、驚くほどに確認事項がいっぱいあって自分でも驚きます。

無意識的なものや、やめたいのにやめれない…そんな日々に疲れてしまうんですよね。

これは悪習慣だなって感じています。今日はこの確認についてお話します。

目次

確認行動

強迫行為

まず強迫性障害になると強迫行為というのをしてしまいます。

常に自分の中には不安や恐怖を抱えていて、それは簡単に消すことのできない大きなものです。

強迫行為とはこの自分が度を超えて強く感じる不安や恐怖を打ち消す為に何度も同じことを繰り返すことを言います。

手洗いと戸締り確認

私がこれだけはちょっと何をやっても治らないかも!と思ってしまっている強迫行為の一つに手洗いがあります。

何をするにもまず手洗いから!というような感じです…。もちろん手を清潔に保つのは良いことだと思ってます。

ですが度を超えると、どんどんマイナスな要素が出てきてしまいます。

基本的に私の中で石鹸を使わないと手を洗ったことにはなりませんし、石鹸は必須です。

実際一番時間がかかるのが外出して帰ってきてからの手洗いです。

心療内科では何度手を洗っても汚れていないか気になってしまうと言うと、だいたいどれくらいの時間洗ってますか?とよく聞かれます。

私は一回の手洗いで20秒から30秒数えながら洗っていて、前に何かのテレビでそれぐらいの時間洗うと菌がほぼなくなると

いうのを何となく覚えていて実践しています。

時間は短くても2、3回続けて洗ったりするし、本当にしっかり洗うという感じで力が入るので軽く疲れてしまいます。

あとすごく心配なのが窓やドアの戸締りです。「何回見に行くねん!さっき見たやん!」みたいなことを永遠と繰り返しています。

家から出る時は指差し確認が絶対必要で、朝から窓を開けてなくて何なら昨日の夜にも確認したのにまた確認します。

次の日になるとあれだけ確認したことも全てリセットされて初めからになるみたいです。

さぁ寝ようとなって布団に入ったのにもう一度窓の確認をしたり、外出前は戸締りの確認の時間も込みで見ておかないと

ものすごくバタバタして出かけることになるし、焦れば焦るほどに確認は終わらなくなってしまいます。

数字の確認

元々算数が苦手で数字には弱かったんですが、強迫性障害になってからより弱くなり拒否するようになった気がします。

私が確認で困っているのは過去の物も含めて、目覚ましの時間、仕事での発注数、予定の日にちや時間、食べ物の賞味期限、

シフトの時間などたくさんあります。

数字を見ているだけで頭が混乱してきて、頭痛がしてくる感覚です。

目覚ましやシフト確認は寝る前に何度も見て終わりが来ず、中々寝るまでたどり着かないなんて日が続きました。

ようやく終わって寝ても、夜中に1、2回目が覚めて寝ぼけながらまた無意識に確認していることもありました。

仕事で発注をかける時は、その日の日付から何度も確認してそこから中々前に進めずいったりきたりの確認で余計に

ややこしくしていました。

予定に関しては携帯のカレンダーにすぐ入れるようにしてますがそれでも不安になります。

なので予約確認のお知らせが来るものはとてもありがたいなぁと感謝しつつそのメールとカレンダーを何度も見比べて

合っているか確認します。よっぽど不安なら前日に確認の電話を入れてもう1度確かめたりすることもよくあります。

食べ物の賞味期限に関しては、びっくりするくらい不安になるので一日でも過ぎたら食べることが怖くなります。

記載がない野菜やキノコ類は必ずネットで保存方法もしっかり調べてその日にちまでに食べきります。

お肉や目玉焼きなど大好きですが、強迫性障害になってからはこれでもか!というくらいよく焼きます。

最終的にはそれを食べて翌日体調に何の変化も無ければ、今回も大丈夫やってんな〜みたいな感覚です。

後は家計簿をずっとノートにつけていましたが、別に誰に見せたり提出するわけでもないのに1円単位で合うまで

何度も計算したりしてました。変なところで完璧主義が出ていることに気づいたし何事もきっちりやらないと

安心出来ない自分に疲れたりしていました。

完治よりも上手く付き合っていく

色んな場面で強迫性障害を発揮してしまい、一つ一つに時間がかかり過ぎることにイライラしたり疲れてしまうことがしょっちゅうあります。

周りの人からすれば何でさっきから同じ注文書ばっか見てるんやろうとか、何でそんなに不安が多いの?と

思われているんじゃないかとまたそれも不安になります。やらずにはいられないので人の目もすごく気にしてしまいます。

その結果自分は周りの人とは違う変な人、ちょっと変わってると自分で自分にレッテルをはっていました。

自分自身を否定したり、みんなと同じじゃないから変だと思うのは危険で一番やってはいけないことなんですよね。

そんな所も含めて自分なので、人と違っても良いしそのままの自分で良いんです。

でもやっぱりこれだけ不安センサーが発動するとそれを消すことに疲れてしまいます。

完治も期待できますが、長い道のりを超えて自分が頑張った先にあるので正直私は今は遠くて見えていません。

だから「よし!絶対完治してこの不安を消すぞ!」ってなる方がしんどかったりするんですよね。

長い付き合いなら、「ま、これからもよろしくね」くらいの感覚でいた方が自分と向きやすいのかなと思います。

人それぞれだから、自分のことを変だとか周りの人のように上手くできないとか責める必要は全くないです。

ただ自分が疲れてしまわないように、傷つけることが無いように苦しい時は誰かを頼ってください。

たった一言「大丈夫」と言ってもらっただけで、心がすぅーっと軽くなることってあります。

日々の中で出来ないことよりも、今これができるからここをもっと良くしていこう!とかこう考えると楽かも!とか

自分のやりやすい方法をどんどん見つけて行きましょう。

もちろん辛い瞬間もありますが、私にはこんなにも出来ることがあるとプラスの方に目を向けていけば他のことも

ポジティブに捉えられたりするし、私も今絶賛お試し中です。楽しいことやワクワクすること自分ができることにたくさん

目を向けて行きましょう。

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この記事を書いた人

関西在住の20代OLです。
私の趣味はダンスで、自由に自分を表現できるところがとても好きです。
言葉で伝えることとは別に大切な自己表現の一つになっています。

そんな私は今心の病気と共に生活をしています。
突然体調に変化を感じて心療内科に訪れた時、強迫性障害と診断されました。
それ以来病気になった自分を弱い人間だ、人より劣っていると責め続けてきました。
ですが実際は全くそんなことないと気づきました。
そして心の病気が原因で辛い経験をしている人がたくさんいる事を知りました。

私はこの気づきや病気の辛さを共有でき、みんなが安心して過ごせる場所を
作りたいと思っています。
もっと心の病気についてオープンにする事で
お互いが過ごしやすい環境、社会を作っていけるのではという思いから
ブログを始めました。
私のブログでは、みんなで一緒に病気があってもそれを乗り越えて前向きに
幸せになっていこうという事を発信しています。

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