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不安障害と薬の副作用

私たちが病気になった時は薬を飲んで治療することが多いですよね。

本来であればすごく頼りになる存在ですが、時として副作用が出る場合があります。

その副作用が強ければそれに苦しむこともあり得ます。

私はパニック症と強迫性障害を併発していてそれぞれに合った薬を飲んでいますが、そんな私が体験した薬の副作用について

お話したいと思います。

目次

薬の副作用

眠気

不安障害に適応されている薬には、眠気を伴う薬もあります。

処方してもらった時に注意点などの説明を受けますが、実際飲んでみないと自分にどれだけ影響があるのか分かりません。

薬を処方してもらった当初、私はだいたい毎日6時間くらいの睡眠をとっていました。

仕事は事務なので、ほとんど座ってパソコンや記帳をしています。

結論から言うと飲み始めて1週間くらいは、仕事中にかなり強い睡魔におそわれはっきり言って仕事になりませんでした。

ガクッとなるほどの眠気がやってきて、少し動いてみたり目薬をさしたりしましたが中々眠気は消えませんでした。

この強い眠気に少し恐怖も感じながら、私は睡眠時間を最低でも7時間とるようにしました。

すると慣れも出てきたのか、しばらくしてこの強い睡魔はほとんど感じなくなりました。

もしこれが車を運転している時だったらと思うとぞっとしました。

薬の説明書にも注意点として、車の運転や機械の操作などを控えるようにとの記載があります。

これは健康的な体を保つ為に全ての人に言えることですが、かなり強い眠気が出ることもあるのでしっかりと睡眠をとって

体調を整えるのはすごく大切だと感じています。

飲酒

お酒を飲むことに関しても副作用として眠気が出るので、控えるようにとの記載があります。

たくさんお酒を飲んだ状態で薬も服用してしまうと最悪の場合に昏睡状態になることもあるそうで必ず薬を飲んだらお酒は控えてくださいと言われました。

少量だったら大丈夫なのかな?という疑問もありましたがどんな風に反応するかは分からないので私は治療を優先してお酒を飲むことを一切やめました。

私にとってお酒を飲むのは楽しみの一つでもあったので、その楽しみが無くなるのはすごく残念な気持ちでした。

ですが徐々に慣れていくとお酒を飲めないことがあまり気にならなくなったし、ちょっと飲みたいなという気分の時には

ノンアルコールを飲んだりして過ごしています。

この先お酒が一生飲めないという訳では無いし、薬に頼らなくてもいい日が来たら飲むこともできるので

またみんなで飲める日が来るのを楽しみにしながら過ごしています。

胃もたれ

この胃もたれが私を一番悩ませて苦しめた副作用でした。

最初はどの薬が合うのか分からないので、効果がより期待できる薬での治療をすることにしました。

ですが飲み始めてすぐに胃もたれを感じ、常に胃が張って重く苦しい状態が続きました。

ほとんどご飯を食べることが出来ず、どんどんと体重は減っていくばかりでした。

これはよくないということで、食欲不振に効く薬も合わせて飲むことになりました。

それでもしばらくはご飯が食べられない状況が続きましたが、突然と変化が起こりました。

ある日お腹が空いたなという感覚があって、久々にしっかりとした食事をすることが出来ました。

ですが私はそこから今度は食べることをやめられなくなってしまいました。

食べても食べても満たされず、どれだけお腹いっぱいで苦しくてもまだ何か食べたという気持ちがいつもありました。

糖分依存症のような甘いものを食べないと落ちつかなくなり、たくさんご飯を食べているにも関わらず必ず甘いものも食べていました。

どれだけお腹がいっぱでも30分もすればまた食べたいという気持ちが出てくるという繰り返しでした。

こんな生活を続けて体重は元に戻るどころか倍に増えていました。やめなきゃ!と思いながら止まらない自分に恐怖さえ感じていました。

この症状はしばらくして落ち着きましたが、体重の変動が激しく体に負担がかかってしまいました。

薬との上手な付き合い方

薬は私たちを救ってくれる存在ではありますが、その一方で激しい副作用が出ることも理解しなければなりません。

不安障害などに効く薬は依存傾向があったりするのでずっと飲まないと不安になるということもあります。

確かに継続が必要なので、自分で勝手に量を減らしたりやめたりするのはとても危険です。

実際にとてもよく効いているかは正直分かりませんが、飲まないとすごく不安になります。

ある時仕事中にすごくしんどくなったことがあって、家に帰ると朝に飲むべきはずの薬がそのまま置いてありました。

その時にはっ!として、今日は薬を飲んでいなかったからあれだけしんどかったという恐怖が植えつけれてそれ以来

薬を飲まないとすごく不安に感じるようになりました。

たくさんの種類がありますし、絶対にこの病気にはこれが効くというのも言えないと思います。

人によって向き不向きはあるので、我慢せずに自分にあった薬を探していくのが大切だと思います。

できれば薬に頼りたくはありませんが、今の私は薬に助けられているのは確かなのでそんな自分を否定せずにいるようにしています。

薬を飲んでいたってそれで今の自分がいる訳で何も悪いことはないので、薬に頼って生きることも否定的にならなくて良いと思っています。

私は私、人は人なので自分が心地良く安心して過ごしていけるようにしていきましょう。

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この記事を書いた人

関西在住の20代OLです。
私の趣味はダンスで、自由に自分を表現できるところがとても好きです。
言葉で伝えることとは別に大切な自己表現の一つになっています。

そんな私は今心の病気と共に生活をしています。
突然体調に変化を感じて心療内科に訪れた時、強迫性障害と診断されました。
それ以来病気になった自分を弱い人間だ、人より劣っていると責め続けてきました。
ですが実際は全くそんなことないと気づきました。
そして心の病気が原因で辛い経験をしている人がたくさんいる事を知りました。

私はこの気づきや病気の辛さを共有でき、みんなが安心して過ごせる場所を
作りたいと思っています。
もっと心の病気についてオープンにする事で
お互いが過ごしやすい環境、社会を作っていけるのではという思いから
ブログを始めました。
私のブログでは、みんなで一緒に病気があってもそれを乗り越えて前向きに
幸せになっていこうという事を発信しています。

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