MENU

ヒステリー球になったきっかけ

みなさんはヒステリー球とは何かご存知ですか?

ヒステリー球とは喉に違和感を感じ、物が飲み込みにくかったり詰まっているような圧迫感を感じる症状を言います。

私は20年以上この症状が不定期でやってきます。

今日はなぜ私がヒステリー球になったのかそのきっかけについてお話します。

目次

ヒステリー球になったきっかけ

幼い頃の体験

それは幼い頃の一瞬の出来事でした。

何気なくいつも通りテレビを見て楽しんでいたのですが一瞬怖い映像が映りました。

子どもはもちろんのこと大人になっても直視はできないような怖い映像でした。

それを見た瞬間に私は突然喉が強張り息ができなくて苦しくなりました。

大きな飴玉が喉に詰まっているような感覚で喉が締め付けられるように苦しかったのを覚えています。

私がヒステリー球になったきっかけは幼い頃に見た怖い映像、たったのこれだけです。

でもこのことが長く私を苦しめることになりました。

ヒステリー球の症状が出てからの変化

初めてヒステリー球の症状が出た夜はほとんど眠れませんでした。

何をしても治らず何回も親を起こしてはしんどいと言うしかありませんでした。

次の日は何とか学校に行きましたが、しんどさが治らず午後には家に帰ることになりました。

ご飯も水ですら飲めない状況で流石に心配になり病院に連れて行ってもらいました。

でも幼かった私にはその時の症状を上手く伝えることができませんでした。

「喉が…」と言うと「痛いの?」と聞かれ「いや、詰まって苦しい」と伝えると急いで喉に何か詰まってないかと診てもらいましたが何もありません。

結局原因不明のまま食欲が出る薬だけをもらいその日は帰りました。

この時はこの症状にヒステリー球なんて名前があることも知らなかったしこのヒステリー球は不定期でやってきては

私を苦しめて不安にさせました。

20年以上が経った今

大人になるに連れてヒステリー球の回数は減ってきましたし、もし症状が出たとしても疲れでストレスが溜まっているのかな?

ちょっとゆっくりする時間を取ろうと落ち着いて対応できるようになりました。

今では漢方薬での治療もしているのでほとんど心配することはなくなりました。

しかしこれは完治という意味ではありません。

自分が思いもしないタイミングでいきなり症状が出て一気に不安に陥る時もあります。

ヒステリー球がない日が続いていた時に症状がいきなり出てくるといつも以上に焦ったりパニックなる時もありました。

波があって数時間すれば治ることもありますし、何日かかけて徐々によくなる時もあります。

そんな時は自分が一番楽だと思う体制で休憩して、自分のペースで呼吸をしながら治るのを待つしかありません。

薬で治療しているからその間は絶対にヒステリー球はやってこないという訳ではないんですよね。

落ち着いて対処できるまでに時間はかかりましたが、必ずその症状はいったん治ることを知っているので焦らずその時がくるのを待つしかないなと思っています。

映像も言葉も同じ

私は怖い映像から衝撃を受けてその時からヒステリー球の症状が出るようになりました。

これの怖いところは原因となり得るものが本当に私たちの日常生活の中で身近なところにたくさんあるということです。

一番の原因はストレスによるものとされていますが、日々感じて溜まったストレスだけが原因になるのではないと思っています。

例え一瞬であったとしてもそのことに対して大きなストレスを感じればヒステリー球の症状が出ることもあります。

大人や子どもは関係なく一瞬の映像や言葉などによって一気に恐怖やストレスを感じてヒステリー球を引き起こします。

一枚の写真、一瞬流れた映像、たったの一言で人生を狂わせるなんてドラマや映画だけの話ではないんです。

とても身近に潜んでいて、誰にヒステリー球が起きてもおかしくはありません。

無防備な子どもにとってはそれを防ぐのはとても難しいと思います。

だからこそ周りの大人が気をつけるのが大切ですし、守ってあげて欲しいです。

心の異変に気付く

ヒステリー球の症状や心の病気というのはストレスが大きく関係しています。

そして心の異変は体に出てくることが多いです。

しかし問題は心にあるのでどれほどの苦しい症状で病院に行ってもその原因は発見することができません。

しかし、症状が酷ければ必ず体の何処かに原因があるはずだと思ってしまいます。

私もその一人でまさか自分が体験してきた苦しさの原因が心にあるなんてこれっぽちも思ってませんでした。

そうしている間に時間だけが過ぎ、症状は悪化して完治が難しくなっていってしまいます。

自分が今大きな異変に気付いていて、体には何の問題もないとしたら…

どうか一度自分の心は健康だろうか?それを考えてみてください。

日々当たり前のようにストレスを感じていると気付くのが遅くなりがちですが必ずサインはあるはずです。

それは自分はもちろんのこと子どもや友だちなど周りの人が何か気付くことがあれば声をかけてみてください。

「大丈夫?最近なんかあった?」その一言に救われる人もいるはずです。

ストレス社会で生きていくのが当たり前になっているような今だからこそ自分の体と心どちらも健康だろか?

一度考えてみてください。

心の病気になるということは、悪いことでも恥ずかしいことでも何でもありません。

ただ突然と自分の身に起きたことなので、自分が悪いだなんて思わなくて大丈夫なんです。

心の病気になるような弱い自分が恥ずかしい、そんなこと思う必要も1ミリもありません。

ただある日自分のところに病気がやってきた、それだけなんです。

苦しい日々を送り辛いと感じている方もたくさんいると思いますが、見えなくても同じように思っている人たちがきっとたくさんいるはずです。

一人ではありません、一人で抱え込む必要もありません。

みんなで辛いときを乗り越えていきましょう。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

関西在住の20代OLです。
私の趣味はダンスで、自由に自分を表現できるところがとても好きです。
言葉で伝えることとは別に大切な自己表現の一つになっています。

そんな私は今心の病気と共に生活をしています。
突然体調に変化を感じて心療内科に訪れた時、強迫性障害と診断されました。
それ以来病気になった自分を弱い人間だ、人より劣っていると責め続けてきました。
ですが実際は全くそんなことないと気づきました。
そして心の病気が原因で辛い経験をしている人がたくさんいる事を知りました。

私はこの気づきや病気の辛さを共有でき、みんなが安心して過ごせる場所を
作りたいと思っています。
もっと心の病気についてオープンにする事で
お互いが過ごしやすい環境、社会を作っていけるのではという思いから
ブログを始めました。
私のブログでは、みんなで一緒に病気があってもそれを乗り越えて前向きに
幸せになっていこうという事を発信しています。

目次
閉じる