今日は強迫行為にどれだけ悩まされてきたか…もう、何とかやめたい!
その思いを持っている方に少しでも参考になれば良いなと思いこのお話をします。
強迫行為とは
強迫観念と強迫行為
そもそも強迫行為とは何なのか。
まず初めに強迫性障害になると強迫観念というものが出てきます。
これは自分が恐怖や不安を感じるイメージや考えが頭に浮かぶことを言います。
この不安とは度を越した強い不安や恐怖を差し自分の意に反して何度も頭に浮かび払いのけることができません。
この強迫観念からくる恐怖や不安を打ち消すために何度も同じ行動を繰り返すことを強迫行為と言います。
私の場合は寝る前の家の戸締りや目覚ましの確認にとにかく悩まされました。
この二つのことにどれだけ時間をさいてきたか分かりません。
強迫行為の影響
私にとっては寝る前はいつも闘いでした。
本当なら今すぐにでも寝れる状態のはずなのに戸締りや目覚ましの確認を何度もしなければならなくて
無駄な時間を過ごすなんてことは日常茶飯事でした。
ちょっと異様な光景に思われるかも知れませがずっと家のドアとにらめっこ状態です。
何度も目で見て自分に閉まっていると何十回と言い聞かせてそれを何回も繰り返します。
たまにどうしても確認が終わらなくてちょっと休憩して二回戦に突入する時もありました。
自分でも思いますが家の戸締りの確認の二回戦て何?て感じですよね。
でも、あくまで私は大真面目に真剣にこれを毎日やっています。
これを何とか終えてやっと布団に入れると思えば次は目覚ましの確認が待っています。
物凄い集中力を使うのでこの時には頭も目もかなり疲れきって限界に近い状態です。
良いかげんこの強迫行為をやめたい!そう思いながらもどうすることも出来な日々が続いています。
強迫行為をやめるには?
私は強迫性障害とこの先何十年と付き合っていくんだろうな〜
だからこの強迫行為もこの先ずっとしていくと考えると頭がクラクラしてきそうです。
でもこれは治せるんです!
私は元々薬を飲んで治療していましたがあまりにも辛いので病院でカウンセリングをしてもらうことにしました。
そこから薬と新たな行動療法という治療がスタートしました。
この行動療法について詳しくは病院の先生に相談してみてください。
なぜこのように言うかというと行動療法と言っても何をどんな風にどれくらいのペースで進めていくかそれぞれに合った治療が必要になてくるからです。
それは素人にはできないことなので行動療法については専門の先生に相談していただきたいです。
でもどんなことをするのか一言で簡単にいうと、そもそも強迫行為をしない!ただそれだけなんです。
その治療の中身は人それぞれ違ってきますが大きくいうと日々の中で自分が当たり前のようにしてきた
強迫行為をやめるという治療です。
そして私にとっては衝撃の事実でしたが、なぜ強迫行為がやめられないのか?それは強迫行為をするからやめられないんです。
私は正直、「え?何それどういうこと?」と驚きました。
恐怖や不安を打ち消すためにやっているこの強迫行為はただただその強迫観念を強めているだけなんです。
なので不安を打ち消すための行為がその不安を煽って大きくさせているだけなんです。
そりゃあ何回も確認すればした分不安は大きくなって倍になって返ってくるので終われない訳です。
これを聞いた瞬間ガクンとして、私が今まで強迫行為に使っていたあの時間て何やったんやろう…と思いました。
極論ですが強迫行為をやめたいならそもそもしない!ということです。
でもやり方はその人に合ったやり方があるので無理に一人で頑張って心が折れてしまうことが無いように
相談しながら自分のペースで少しずつやっていくのが良いと思います。
あなたの生活からこの強迫行為が無くなったらどうですか?
自分でもよくわからない大きな恐怖や不安に襲われ無意味だと分かっているのに何回もしてしまう虚しさ。
そこから抜け出していけるかも知れません。
何にも縛られない不安になることもない安心した生活が待っているかも知れない。
強迫行為、これを手放せたらこれからの生活、人生全てが変わると言っても過言ではないのでしょうか。
私にとっては一筋の光が見えてきたように感じています。