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強迫性障害の1日の流れ

今日は強迫性障害の私がどんな1日を過ごしているかお話しようと思います。

これはあくまで私の場合なので強迫性障害全員にあてはまるものではありません。

こんな感じか〜と気楽に参考にしてもらえたら嬉しいです。

目次

強迫性障害の一日

仕事がある日

私は現在一般的な事務の仕事をしていて、時間は朝から夕方まででカレンダー通りのきっちりとした予定で働いています。

一番に伝えておくべきことは私の日常生活はいつでも手を洗うことを中心にまわっているということです。

朝起きてから朝ご飯を食べて、化粧をして、着替えて家を出て行くまでに約1時間ほどですが

その間に平均7回は石鹸でしっかりと手を洗うということをしています。

バス通勤ですが、つり革をもつことにいつも抵抗がありながらももたないとよろついて危ないので恐る恐る吊り革をもっています。

会社に着くとまずは一番に手洗いから始まり、それが出来ないと次に進めません。

仕事中に床にペンを落として拾ったり、トイレの後など必ず石鹸で手を洗わないと心配でたまりません。

もちろんお昼ご飯の前は特にしっかりと石鹸で洗います。

私の中で手を洗う=石鹸で洗うことなので、水だけの時は手洗いに入っていません。

この手洗いも原因の一つですが私は冬場は手がとんでもなく荒れますが、どんなに荒れようと水がしみようと手洗いだけは欠かせません。

それだけ私の中で石鹸で洗い手を綺麗にしておくことは重要なことと考えています。

仕事では受注発注をしていますがここでも大いに強迫性障害を発揮しています。

何度も確認しないと不安なのでオーダー書を書いた後はこれでもか!というくらいに確認します。

丁寧で慎重に仕事できるのは良いことと思われるかもしれませんが度を超えるとそうも言えません。

一文字ずつの確認を何度も繰り返しているので、とにかく時間がかかってしまいます。

他の人に指摘されたことはありませんが、毎日早く仕事しないと!という気持ちと何度も確認しては不安になり前に進まない

焦りの気持ちに挟まれぐったりと疲れてしまう時もあります。

仕事から帰宅後

仕事が終わって帰ってくると、外に出ていた服装で長くいたくないのでまずは一番に部屋着に着替えます。

その後は手を石鹸で洗いますがこの時が一番長く2.30秒ほどかけてしっかりと洗います。

それから部屋を簡単に掃除して綺麗にしてからご飯を作ります。

ここまでの流れはもう習慣になっているので無意識にいつもしているし、そうしないと何だか落ち着きません。

料理をする時ですが食材を触るので少しいつもドキドキします。

頭の中でこれをしてから手を洗って、これを触ったら手を洗って、ご飯を食べる前は手を洗って…

正直自分でも「どんだけ手洗うねん!」といつもつっこんでいますが体にしみついているのでやめられません。

後は無意識ですがお風呂で綺麗にしたはずなのに、なぜか出た後にも手を洗ってしまいます。

仕事が休みの日

仕事が休みの日はついつい夜更かしすることもありますが朝はできるだけ早く起きて規則正しい生活をするようにしています。

朝起きたらすぐに部屋着に着替えるので、そのままパジャマで1日過ごしたり逆に部屋着のまま寝ることはまずありません。

外出用と部屋着とパジャマはしっかりと使い分けています。

仕事が休みの時は少し心も穏やかになっていますがだからといって手を洗うことがなくなるかと言えばそんなことはありません。

休みの日に家でご飯を食べる時は少しずつですが手で食べる練習をしています。

もちろん手はしっかりと石鹸で洗いますが、パンやお菓子などは手で食べるようにしています。

公共の場では人目を気にしてしまいますが家なら安心できるので少しでも克服しようと試しています。

不安との闘い

私は毎日、なんでそんなことに大きな不安を感じるのかというような些細なことにとらわれて生きています。

他の人なら考えもしないような度がすぎた不安をいつでも持っています。

本当に不安のセンサーが幅広すぎてどんな小さなことでも拾い上げて、一瞬で大きな不安に変えてしまいます。

取り越し苦労が多いことは自分でも良く分かっているし、ちょっと自分自身に呆れて絶望する時もあります。

でも、どんなに否定してもこれが今の私の現状です。

それを私が受け止めてこれから生活していく以外に選択肢はないのかなと思っています。

どんなに後悔しても元には戻らないので、少しずつ自分でできる範囲で治療を続けています。

たまにこんな自分に疲れてしまう時もありますが「まぁ、これが私やもんなぁ〜」とか

「いや、どんだけ心配すんねん!何回手洗うの?」みたいな感じで自分につっこむ時もあります。笑

でも本当にこんな感じの気持ちでいるくらいが良いのかなと思います。

とことん辛くなって苦しくなって自分を追い込むのは簡単に出来てしまうものです。

気づきにくいですが、いつも最終的に自分を苦しめているのは自分の思いこみです。

少しずつで良いから前を向いて、この強迫性障害という病気を理解をして受け入れてまぁ、長い付き合いになりそうやし

仲良くしよ!みたいな気持ちで私は日々を過ごしています。

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この記事を書いた人

関西在住の20代OLです。
私の趣味はダンスで、自由に自分を表現できるところがとても好きです。
言葉で伝えることとは別に大切な自己表現の一つになっています。

そんな私は今心の病気と共に生活をしています。
突然体調に変化を感じて心療内科に訪れた時、強迫性障害と診断されました。
それ以来病気になった自分を弱い人間だ、人より劣っていると責め続けてきました。
ですが実際は全くそんなことないと気づきました。
そして心の病気が原因で辛い経験をしている人がたくさんいる事を知りました。

私はこの気づきや病気の辛さを共有でき、みんなが安心して過ごせる場所を
作りたいと思っています。
もっと心の病気についてオープンにする事で
お互いが過ごしやすい環境、社会を作っていけるのではという思いから
ブログを始めました。
私のブログでは、みんなで一緒に病気があってもそれを乗り越えて前向きに
幸せになっていこうという事を発信しています。

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