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強迫性障害の治療法

今日は強迫性障害の治療はどんなものがあるのか、どうやって進んでいくのかについて

今現在、私がしている治療をお話したいと思います。

目次

薬による治療

薬治療の流れ

まず初めに私は薬の治療から始まりました。

治療としては通院して毎日薬を飲んでその後の変化に合わせて対応していくというものでした。

最初の段階ではこの治療法が一番多く一般的ではないかと思っています。

ただ薬をもらって飲んだからといってすぐに効果が現れたり1.2ヶ月ほどで治るというものではありませんでした。

私の場合はまず自分に合った薬を見つけるということが大変でした。

副作用が強く出てしまう薬もあるためかなり大変な思いをしました。

強迫性障害に最も適した薬として挙げられているものはありますが最終的には自分が無理なく続けられるものが良いので

強く副作用がでた場合はすぐに病院の先生に相談をして無理をして飲み続けないことが大切です。

薬の効果

個人差はあるもののはっきりと言って私の感覚では薬を飲んでいるから体調が良くなったとか快方に向かっているかというと

そこは完全にそうとは言えません。

確かに症状が出る頻度や回数は少なく感じることもありますが全くないわけではありません。

人それぞれなので言い切れませんが私は薬だけで治すというのは少し難しい感じがしました。

毎日飲んでいますがお守りのような存在でとても効果があると感じるよりかは飲んでいる安心感があるという感じです。

実際に飲み続けることが必要ですし、効かないからといって自分の判断でいきなり薬をやめてしまうのはとても危険です。

ある程度の期間薬を飲み続けているのなら、もしやめたい場合は必ず病院の先生に相談してください。

急に薬をやめてしまうと体がその変化に追いつかず体調を壊す恐れがあるので必ず気をつけたいポイントです

行動療法

私は薬だけの治療では少し自分の生活に限界を感じていました。

私の生活は一つ一つが時間がかかりスムーズではありません。

ふとこんな生活があと何十年も続くのかと思うとぞっとしました。

もっと具体的に病気にアプローチして治療をしたいという思いがあったのでカウンセリングを受けて行動療法を始めました。

その時の思いとしては強迫性障害が治るのであればどんな治療も試してみたいという気持ちでした。

治療の内容として簡単に一言で言うと「自分が恐怖や不安を抱く行為をする」というものでした。

それを聞いた時唖然として、果たしてこれは私にとって出来ることなのかすごく不安を感じました。

でも試さないことには出来るかどうかも分からないので先生と相談して少しずつ始めてみることにしました。

私は戸締り、目覚ましの時間の確認にものすごく時間を取られているのでまずはそこから取り組みました。

戸締り、目覚ましの確認は寝る前にいつもしていたので戸締り確認と目覚ましの設定をしたらそこからどんなに見たくても

20分間時間をおいて見ないようにしてその前とその後の気持ちの変化がどうなるかという治療を試しました。

最初はそわそわするし不安もMAX状態でしたがそれでもとりあえず時間が経ったあとは見ないようにしました。

でも時間を少し置くことによって私の気持ちに小さな変化がありました。

それは「あれ、もう何もせずに寝て良いの?それってめっちゃ楽やん」という気持ちでした。

私にとって寝る前の時間は闘いの時間であり確認に疲れ切って寝るという日々を過ごしてきたのでそういう気持ちになるのは

かなり大きな変化でした。

自分に合った治療法を見つける

ここ何年も不安に押しつぶされそうになりながら終わらない確認に時間を費やしてきました。

もうこれは習慣になって私の体に染みついていることなのでそれを変えていくのは大変でした。

治療初日は大きな不安がありながらもいつもの自分とは違う少しでも変われたことが嬉しく感じていました。

しかし順調に進んだかと言えばそうではありませでした。

うっかり確認を何度もしてしまったり、急にとてつもない恐怖に襲われて全てから逃げたい時もありました。

ですが、せっかく始めた治療を失敗では終わらせたくないし自分自身変わりたという気持ちが強かったので毎日

治療を続けました。

失敗することも多々ありましたが小さな自分の中での変化が成功体験となって私の喜びに繋がりました。

例え上手くいかなくても責めるのではなく「失敗する日があっても良いやん、まぁそんな時もあるやろ〜」という気持ちを

常に持って過ごしていました。

日々もっと変わりたいとか、前の自分には戻りたくないという気持ちが芽生えてきました。

そして少しずつでも良いから変化していく自分がいることそのことが気持ちを前向きにさせてくれました。

治療を始めてまだ間もないのでまだまだこれからですが、自分が出来ることはたくさんあると思っています。

必ず心から安心して笑って過ごせる日々が来ることを信じて私は今日も明日もこの治療を続けて行きます。

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この記事を書いた人

関西在住の20代OLです。
私の趣味はダンスで、自由に自分を表現できるところがとても好きです。
言葉で伝えることとは別に大切な自己表現の一つになっています。

そんな私は今心の病気と共に生活をしています。
突然体調に変化を感じて心療内科に訪れた時、強迫性障害と診断されました。
それ以来病気になった自分を弱い人間だ、人より劣っていると責め続けてきました。
ですが実際は全くそんなことないと気づきました。
そして心の病気が原因で辛い経験をしている人がたくさんいる事を知りました。

私はこの気づきや病気の辛さを共有でき、みんなが安心して過ごせる場所を
作りたいと思っています。
もっと心の病気についてオープンにする事で
お互いが過ごしやすい環境、社会を作っていけるのではという思いから
ブログを始めました。
私のブログでは、みんなで一緒に病気があってもそれを乗り越えて前向きに
幸せになっていこうという事を発信しています。

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