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パニック症を克服する方法

私も長年パニック症に悩まされている一人です。

薬の治療だけでなく自分が実際試してみてこれは良かったと思える克服法があったので今日はそれをご紹介します。

みんなに当てはまるものではないかも知れないですが少しでも参考になればと思います。

目次

パニック症の克服法

自分の苦手や怖いものを知る・避ける

まず私は自分の苦手や恐怖を感じるものは何かを知ることから始めました。

細かいですがバスや電車でも線によって乗れる、乗れないがありました。

混み具合でも変わってきますし、人が少ない線でも必ず発作が出てしまう電車もありました。

また映画館でも最初は大丈夫でも必ずどこかで発作が起きてしまうことが分かりました。

自分がどこで、何をしている時に、どんな状況で発作が出てしまうのかを把握しました。

そしてある一定期間そこから一切離れるということをしました。

自分で発作が起きると分かっている場所には行かずになるべく発作が起きないように生活をしました。

そして私はパニック発作が起きるという考えからも離れるようにしました。

今までは外出すると色んな場面で発作を起こしていましたが出来る限りそこから離れることで

自分はパニック症だとかパニック発作が起きてしまうという思い混みを外して穏やかに過ごせる環境を作りました。

いきなり全てを変えていくことはみんなんがみんなすることは難しいと思いますが小さなことでも少しずつ

負担を減らしていくことで徐々に変わっていくのではないかと思います。

例えば電車やバスの線を変えてみる、時間帯をずらしてみる、自転車や車を使えるのであればそちらを使うなど

出来ることはあると思います。

あとは、誰かと出掛けた時にはこういう場所は苦手、怖いということを先に伝えておくのも大事だと思います。

小さな成功体験の積み重ね

パニック発作から離れた生活を送るようになって私は気持ちが少しだけ楽になりました。

ですがこのまま一生避け続けて生活していくのはちょっと難しいなと感じました。

一旦心も落ち着いてきていたので私は少しずつまた電車やバスに乗る練習を始めました。

大袈裟に感じる方もいるかもしれませんが、久々に乗る・初めて使う電車やバスは緊張してしまいその不安から

パニック発作が起きやすいです。

また私の場合は初めて乗るバスや電車に関しては10分を超えるとかなり苦痛に感じます。

なので初めは少しずつ5分でも良いから乗ってみたり一回試しては休憩してまた挑戦するということをしていました。

初めから、「よし、克服するぞ!パニック症を完治させる」という気持ちでいるとその気持ちは素晴らしいですが

一気にプラス思考全開で行くとちょっと現実離れしていて一度に大きな負担がかかってしまうので

少しずつマイナスな思い込みをプラスに変換していけると良いと思います。

あとは私が個人的にすごく良いなと思ったのはプラスの言葉を口に出して言うことです。

例えば電車に乗らないと行けない日に「大丈夫!ちゃんと今日もしんどくならずに行って帰ってこれる」とか

「必ず安心、安全で行って帰ってこれるから心配ないよ」みたいな感じで自分に声をかけてあげることです。

そうすることでちょっとは安心感があり、今日は大丈夫と決めて外出すると私は発作が起きるのが減ったように感じます。

そこから帰ってきた「ほら、ちゃんと無事に何事もなく帰ってこれたやん!」とまた自分に言ってあげるとそれが次の安心感

にも繋がっていきました。

本当に大袈裟かもしれませんが、一人で電車やバスに乗れたとか長い時間乗っていてもパニック発作が出なかったことが

私にとっての成功体験になりました。

その小さな成功体験を日々積み重ねることによってかなり気持ちが楽になりました。

もしそこでパニック発作が出てしまったとしても今日だけちょっと良くなかっただけで次は大丈夫と思えたり焦らず対処できる時が増えました。

そうやって大丈夫な自分、大丈夫な状況をたくさん作ることでかなり負担が減っていくと思います。

自分で変えられる未来

近年ではパニック症はかなりの割合で完治する病気と言われているそうです。

ですが私はこれを初めて聞いた時は信じられませんでした。

完治までの道のりは簡単ではありません。

長い間、根気強くパニック症と向き合い治療していくことが必要です。

その途中で苦しいことやもう治療や何もかも止めてしまいたいという気持ちになるかもしれません。

でも「一生治りません」と言われてしまうより、頑張れば完治出来ますという言葉を聞くと

何だか少し希望が見えてきませんか?

パニック症になって今まで普通に出来ていたことが突然怖く感じ出来なくなってしまった私ちにとって

その出来事は本当に辛くて苦しいものだと思います。

でも私はもっと自由になりたいし、もっと自分のしたいことをどんどん挑戦したいと思っています。

「私パニック症やから…」みたいな言葉はもう使わずに前向きにいたいなと心から思います。

パニック症で苦しんでいる方もあなた一人ではありません。

私も含め公には言わないだけでパニック症の方はたくさんいると思います。

少しずつでも良いので一緒に克服していきませんか?

その先には自分が望んでいた未来があるはずです。

完治とまではいかなくても心配を手放して今よりもっと楽しく過ごせるはずです。

少しの勇気で未来は確実に変わってきます。

無理することはよくないですが、これから先何十年とパニック症の恐怖を抱えて過ごすよりも

パニック症になる前と同じくらいかそれよりももっと自分らしく楽しく過ごせる日々が来たら

とても嬉しいですし、なんて幸せだろうと感じます。

みなさんにとってもそんな毎日がやってくることを願っています。

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この記事を書いた人

関西在住の20代OLです。
私の趣味はダンスで、自由に自分を表現できるところがとても好きです。
言葉で伝えることとは別に大切な自己表現の一つになっています。

そんな私は今心の病気と共に生活をしています。
突然体調に変化を感じて心療内科に訪れた時、強迫性障害と診断されました。
それ以来病気になった自分を弱い人間だ、人より劣っていると責め続けてきました。
ですが実際は全くそんなことないと気づきました。
そして心の病気が原因で辛い経験をしている人がたくさんいる事を知りました。

私はこの気づきや病気の辛さを共有でき、みんなが安心して過ごせる場所を
作りたいと思っています。
もっと心の病気についてオープンにする事で
お互いが過ごしやすい環境、社会を作っていけるのではという思いから
ブログを始めました。
私のブログでは、みんなで一緒に病気があってもそれを乗り越えて前向きに
幸せになっていこうという事を発信しています。

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