MENU

パニック症になってからの過ごし方の変化。周りとの関係性。

私はパニック症になってから以前と生活が180度変わりました。

以前なら出来た何でもないようなことでも今になっては容易ではありません。

そして自分自身だけの変化ではなく、周りとの関係性も少しずつ変わってきました。

今日はパニック症になってからどのように生活スタイルが変化したのか詳しくお話します。

目次

パニック症になってからの過ごし方の変化

パニック症になり行きづらい・行けなくなった場所①

室内・室外関わらず人混みが多いところは行けなくなりました。

空気が薄く感じて自分の前後左右に人がいることで圧迫感を感じて過呼吸になりやすいからです。

また冬の場合室内に入って暖房が効いていて急に暑く感じたり逆に夏は涼しい室内から暑い室外に出た時にその温度差に

対応できなくて過呼吸になりやすいです。

これは自分で温度調節をすることである程度避けられるのではないかと思います。

また自分が人混みの中にいなくてもそれを見るだけで少し息切れする感じがあるので私はそういう場所を避けるように

しています。

パニック症になり行きづらい・行けなくなった場所②

映画館や美容院、ネイルサロンなど。

これは楽しんだり癒しの場所であるイメージですがパニック症の人からすると怖い場所になってしまいます。

まず全てに共通するのがある一定の時間限られた空間にいるということです。

美容院やネイルサロン自体は怖くないのですが、もしそこでパニック発作が突然出てしまったら

そこからすぐ動けないということが恐怖に繋がります。

パニック発作は突然やってくるし、もしまたしんどくなったらどうしようという予期不安が常にあるので

自分がしんどいと感じた時自由に動ける状態ではないことに不安になってしまいます。

映画館はそれプラス暗さや音の大きさが不安を大きくさせる時もあります。

怖いと感じるこの限られた空間というのは人それぞれ違うのでみんながみんな同じように当てはまらないこともあります。

パニック症になり出来なくなったこと①

電車やバス、新幹線などの交通機関を気軽に利用できなくなりました。

これは先ほどの行けない場所と同じなのですが、まず限られた空間で自由に動けないという恐怖があります。

さらに満員電車や満員バスには自分の周りが人でうめつくされるので絶対と言っていいほど怖くて乗れません。

これも同じくそういう光景を見ているだけで息切れしてしまいます。

どうしても使う時は利用する人が少ない時間や線を選んでいます。

普段は少々遠くても歩けるのなら徒歩で行くのが一番安心できる移動手段です。

大袈裟かも知れませんが私が電車やバスに慣れるためには練習が必要になってきます。

新幹線や車は自分の座る席や空間が確保されているので不安は少ないですが発作が起きる場合もあります。

周りとの関係性

家族と過ごす時

家族にはパニック症であると伝えるのにすごく勇気がいりました。

近い存在であればあるほど迷惑や心配をかけたくないのでどう伝えるか迷っていました。

またパニック症である自分を受け入れてもらえるのか心配でした。

初めはこの話をした時ショックを受けていてあんまり病気と思わなければいいんじゃないかというような反応でしたが

何回か自分の話をすることで段々と受け入れてもらえました。

自分がはっきりパニック症であると伝えた方が自分自身心が楽になるし発作が起きた時家族が焦ることも少ないと思います。

一緒に暮らしていて過ごす時間が長いのであれば症状などについてやパニック発作が起きたらこう対応してほしいなど

日頃から話しあっておくのも良いと思います。

離れて暮らしているのであれば尚更このことについて話し合うのは大事だと思っています。

友だちと過ごす時

私は最初パニック症と言わずにこういうことが苦手で…というようにぼんやりとした言い方をしていました。

それであまり上手く伝わらなかったり、誤解を招くこともありました。

自分自身がパニック症についてマイナスと感じていたのでこのことを友達に話すかどうか悩みました。

これを言うことで変に心配をかけたり気をつかわれるんじゃないかとか

パニック症になって出来ないことがたくさんあることが恥ずかしいとか

みんな私から離れていくかも…みたいな不安がありました。

ですが、家族に話した時と同じではっきり伝えた方が良いと感じました。

何も知らないということの方が余計に迷惑をかけてしまうことになると思います。

私自身パニック症になってそれを周りに伝えるのがマイナスに感じてきましたが

自分が思うほど周りはそうではなくて「しんどくなったらすぐに言うてな!」みたいな感じでとても優しかったので

自分が真剣に自分自身のことを知って欲しいと思って話せば受け入れてもらえると思います。

パニック症を知るということ

このようにガラリと変わった生活を受け入れるのは簡単ではありませんでした。

自分自身、出来ない悲しさと悔しさがいつもありました。

何か出来ないことがあると「私はパニック症やからできひん」と全部そのせいにしていました。

でもそればかり言っていても現実は変わりません。

少しでも良いから自分が安心して快適に過ごせるようにしたい!

周りには理解してもらえるとすごく嬉しいけどあまり心配や迷惑をかけたくないという複雑な気持ちがありました。

ですが、まず一番大事なことは自分が無理をしないことなんです。

なのでそのためにも私たちは出来ないことや怖いことを周りにはっきりと言う必要があります。

これは面倒だからとかただ単に嫌だから出来ないと言うのではありません。

私は今までも出来ないことを友達に相談してその度に周りは理解を示してくれました。

その時はすごく申し訳ない気持ちでいっぱいになりますが自分が我慢してその日1日を楽しめないとか

しんどくなって迷惑をかけてしまうよりかは良いのかなと思っています。

自分のためにも相手が誤解しないためにもパニック症だからできないことがあることを知ってもらうのは

すごく大事なことだと思っています。

周りの方もいつも合わせないといけないというちょっとモヤモヤした気持ちがあるかも知れませんが

理解してもらえることでかなり心が救われています。

なので周りにパニック症の方、もしかしたらそうかもしれない方がいる時は何が怖くて何ができないのか

どこに行けないのか知ってもらうだけですごく安心感があります。

それによっていつも救われているので「何でこっちだけがいつも合わせなあかんの?」となる時ももちろんあると思いますが

このことを知ってもらえているのとそうでないのとでは明らかに変わってきます。

いつも周りの理解や優しさに本当に救われているのでパニック症とはどんなものなのか少しでも知ってもらえると

ありがたいです。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

関西在住の20代OLです。
私の趣味はダンスで、自由に自分を表現できるところがとても好きです。
言葉で伝えることとは別に大切な自己表現の一つになっています。

そんな私は今心の病気と共に生活をしています。
突然体調に変化を感じて心療内科に訪れた時、強迫性障害と診断されました。
それ以来病気になった自分を弱い人間だ、人より劣っていると責め続けてきました。
ですが実際は全くそんなことないと気づきました。
そして心の病気が原因で辛い経験をしている人がたくさんいる事を知りました。

私はこの気づきや病気の辛さを共有でき、みんなが安心して過ごせる場所を
作りたいと思っています。
もっと心の病気についてオープンにする事で
お互いが過ごしやすい環境、社会を作っていけるのではという思いから
ブログを始めました。
私のブログでは、みんなで一緒に病気があってもそれを乗り越えて前向きに
幸せになっていこうという事を発信しています。

目次
閉じる