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強迫性障害とパニック症を知ったきっかけ

最近何だか調子が悪いなーとか、はっきりしてなくても何となくいつもと違うと感じている方はいませんか?

もしかしてそれ、心からのSOSかも知れません。

今日は強迫性障害とパニック症について私がどのような経緯で病気を知ったのかお話したいと思います。

目次

強迫性障害について

喉に感じる違和感と手の汚れへの不快感

私は20年以上の間ヒステリー球という症状が不定期でやってきています。

ヒステリー球とは喉が詰まる感じや、物を飲み込みにくい、喉がつかえるなどの症状です。

この時喉が詰まることによって私はかなりの息苦しさを感じることが多いです。

不定期にやってくるので、ヒステリー球の症状が出るときは疲れが溜まっているからゆっくり休もうみたいな感じでしか

思っていませんでした。

久々にその症状が出たこの時も仕事が変わり環境がガラッと変わった時でした。

そしてとても忙しかったのでそのせいだとばかり思っていました。

しかしいつもと違うことがありました。

それは何だか自分の手が汚れていないか突然気になり始めました。

床に物を落とした時、素手で拾うことにかなり抵抗感がありました。

不思議に思っていたものの、まあ気になれば手を洗えばいいだけのことと思っていました。

最初は何となく手の汚れが気になるなと思うくらいでしたが、どんどんと手の汚れを気にする回数が増えていきました。

そしてすぐに手を洗ったり何度も洗わないと何だかそわそわして不安な気持ちになりました。

これが一体何なのか私には全く分かりませんでした。

強迫性障害という言葉を知った瞬間

毎日モヤモヤしながらも誰かに相談することなくずっと違和感を感じたまま過ごしていました。

昔の私は一人では何もできないし、こういう時誰に何て相談すればいいか分からない。

見たくないものは蓋をしてほっとこうというようなタイプでした。

でもあるとき友達とご飯を食べていて、ふと相談してみようかなという気持ちになりました。

最近の出来事を話した後、友達から一言「それ、強迫性障害かも!病院に行った方がいい!」と言われました。

その時は聞いたこともない病名にただ目が点になっていました。

しかし家に帰って調べてみると、そこに書かれていたのは私がずっと感じていた症状についてでした。

その後すぐに心療内科に行きましたが、先生から強迫性障害ですねという言葉を聞いた時は一瞬時が止まりました。

私が心の病気になるなんて、1ミリも想像していませんでした。

ここから強迫性障害との闘いが始まりました。

パニック症について

突然のパニック発作

何も変わらない平凡な日々を過ごしていて、ある日突然とその発作はやってきました。

いつもの使い慣れた電車に乗っていた時、急にお腹に痛みを感じました。

「あれ、この痛みは何やろう…」と思っている内にどんどんと鼓動が早くなっていくのが分かりました。

普通に立っている状態でも頭に血が上るような感覚で体がのぼせていました。

外に鼓動が聞こえるんじゃないかと思うほど強く、ふらついてだんだんと立っていることがしんどくなりました。

そうしていると急に体の血の気が一気に引き、手足が震え始めました。

何とか電車から降りましたが、その時はすでに意識は朦朧とし視界はほとんど真っ白に近い状態でした。

遠くの方で人の声が聞こえているような感じでギリギリのところで駅の休憩所の椅子に倒れ込みました。

そこから動けるようになったのはしばらくしてからでした。

パニック発作が起きてからの変化

パニック発作が起きたその日、すぐに家に帰り休んでいました。

私はあれほどの強い症状が出たにも関わらず誰に相談することもなくただ怖かったという感覚しかありませんでした。

自分でも何が起きたのか分からず、とりあえずこの日はとても調子が悪かったとしか考えていませんでした。

ですがその日から不調は度々起こるようになっていました。

電車に乗っている時に起こりやすく、体温調節がうまくできない時があったり軽めの発作があったりしました。

それでも病院に行くという選択肢は全くありませんでした。

少しずつ友達に話したり家族に話したりした結果、貧血…かな?というところに落ち着きました。

今から考えると何でもっと早くにちゃんと病院で診てもらわなかったのか不思議でたまりません。

ですがその時の自分はまさか自分がそんな病気だということには全く気づきませんでした。

私がこれがパニック症であると分かったのは6年後のことです。

強迫性障害を知ったことがパニック症発見につながった

6年もの間苦しみながらもパニック症の症状を放置していたなんて今から考えると恐ろしくてたまりません。

この6年後というのは私が強迫性障害と診断された時でした。

それから私は強迫性障害についてたくさん調べました。

この時に心の病気というものに関心を持ち始めました。

そこで関連のキーワードとしてパニック症という言葉が出てきました。

何気なくそのページを見てみると、私が6年間悩まされ続けた症状がそのまま書いてありました。

「え、私パニック症かも…」という不安が一気に押し寄せすぐに病院に相談しました。

それからパニック症と診断され、この時から二つの病気と向き合うことになりました。

病名を知った時は長年の不安の正体が何かを知った安心感とこれからどうなっていくのかという不安が入り混じっていました。

少しでも異変を感じたら

私たちは日々ストレス社会で生活をしています。

ストレスの表れ方は人それぞれですが、ストレスを感じるのは当たり前という気持ちがあるような気がします。

なのでいつもと体調や自分の感覚が少し違ったとしても最近忙しいからとかストレス溜まってるかもなーくらいの

感じで終わってしまうのがほとんどかも知れません。

私もこれらの病気に気づくのにかなりの時間がかかってしまいました。

それは自分がすぐ対処せず放っておいたからです。

もっと早く気づいて動いていれば今何か変わっていたのかも知れないと思う時もあります。

パニック症や強迫性障害など心の病気は長い目で付き合っていかなければなりません。

薬を飲んですぐ治る病気ではないし一旦症状が治ったとしても、ふとした瞬間に症状がまた出てくるということもあります。

原因が分からずしんどい毎日を過ごすのはかなりの負担になると思うので少しでも変化を感じたらまず相談してください。

自分一人で解決することは難しいです。

つい自分のことは後回しになったりしますが、もっと早くに相談していれば!と思うことがないように

自分の心のSOSに気づいてあげてください。

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この記事を書いた人

関西在住の20代OLです。
私の趣味はダンスで、自由に自分を表現できるところがとても好きです。
言葉で伝えることとは別に大切な自己表現の一つになっています。

そんな私は今心の病気と共に生活をしています。
突然体調に変化を感じて心療内科に訪れた時、強迫性障害と診断されました。
それ以来病気になった自分を弱い人間だ、人より劣っていると責め続けてきました。
ですが実際は全くそんなことないと気づきました。
そして心の病気が原因で辛い経験をしている人がたくさんいる事を知りました。

私はこの気づきや病気の辛さを共有でき、みんなが安心して過ごせる場所を
作りたいと思っています。
もっと心の病気についてオープンにする事で
お互いが過ごしやすい環境、社会を作っていけるのではという思いから
ブログを始めました。
私のブログでは、みんなで一緒に病気があってもそれを乗り越えて前向きに
幸せになっていこうという事を発信しています。

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