日々、強迫性障害に悩まされストレスを抱えている方に少しでも心が楽になってもらえれば良いなという気持ちで
今日はお話したいと思います。
強迫性障害が与えるストレス
何度も繰り返す強迫行為
自分でもバカバカしいとかやりすぎだと分かっていても何度も同じことを繰り返すその毎日にかなりストレスを感じます。
不安のセンサーがかなり幅広くあるので少しのことでも気になります。
一度気になるとその不安を消すための確認に時間を費やし終わればまた違う物に自分の不安センサーが発動し確認をする。
一日の内でどれだけこのことに時間を使っているか考えたくもないくらいです。
例えば他の人が5分で終わることを自分は倍以上の時間をかけてしていることにかなりの劣等感を感じてしまいます。
自分は何をやっても時間がかかるし、要領が悪い。
それが多くの場面で感じることによって自己否定に繋がります。
自分ではコントロールできない苦しさ
強迫行為はすればするほど増大していきます。
自分で不安を大きくしていると分かっているのですがやめられません。
周りから何回やったら終わりにするとか、これができたら大丈夫と決めるのはどう?と言ってもらったことがありますが
自分の意思で不安を全くコントロールすることができないので通用しません。
ただいつ来るのか分からない自分だけの「これで大丈夫」という感情になるまでやり続けるしかありません。
どんなことに強迫観念を抱くのか、どれだけの時間を強迫行為に費やすのかは人それぞれですが
完全に終わりが見えないことを毎日毎日繰り返していることは同じだと思います。
この感情や行動を周りの人には理解してもらえないという悲しさがあります。
強迫性障害になって周りの目が気になって仕方ない
何で周りの目が気になるのか
私たちは幼い頃から協調性を大事にしなさいと教わってきたと思います。
ルールを守りみんなが快適に過ごせるようにすること。
これはとても大事なことですがそれと同時にいつもみんなと同じでなければいけないという考えに
縛られてきたと言っても過言ではないと思います。
みんなが出来ることは自分もできて当たり前だし、考え方もみんなに合わせることが求められていたと思います。
これは大事なことではありますが、私は突然強迫性障害になってみんなが普通に出来ることや
周りの人にはないような異常なほどの不安が常にあります。
周りの人とは同じではない、自分だけが違って見えてどこか変なのかなと思うようになりました。
無意識の内に自分というものを消していて、みんなと違う自分を否定して恥ずかしいと思うようになりました。
なので周りに強迫性障害だと打ち明けるのは勇気がいるしとても怖く感じていました。
何に対して気になるのか
まず私は床や地面に落ちた物を素手で拾えません。
拾ったとしてもすぐに石鹸で手を洗いに行かないと不安でたまりません。
また、家の戸締りや目覚ましの確認は10回20回と繰り返しそれだけで長い時は15分から30分くらいはかかる時もあります。
これに共感してくださる方は少ないのかなと思います。
このちょっと異常なほどの行動を周りの人に知られて変に思われたくない!という気持ちがありました。
これも普通の人ならそんなことしないという考えがあるから自分のことを余計に変に思っていました。
また自分が過剰な手洗いや確認を公共の場でしていて、勝手に自分の中で人から何か言われているのでなはいか
そんなことを不安に思っていました。
他の人とは感覚が違うことでバカにされたり変な人として見られていないかいつも心配でした。
強迫性障害になって思うこと
私は強迫性障害になって本当に生きづらさをとても感じています。
一つのことをするのに時間がかかりすぎてそれだけで疲れ切ってしまうこともよくあります。
何度も何度も繰り返しては終わらない強迫行為が続き頭がおかしくなりそうな時もあります。
私はこの病気になって「あー、最悪!ほんま毎日しんどいわー」と思っています。
でもこの病気になったからといって人生最悪なわけではないです。
強迫観念に襲われ強迫行為を繰り返している時は辛いしそれを克服していくことはすごく難しいと感じると思います。
時には自分を否定することもあると思いますがこのままずっと否定し続けることは一番辛いことなんじゃないかと思います。
この病気を抱えていることも含めて今の自分であり責めたり否定することはただ自分を傷つけてしまうことなので
どうかそれはしないでほしいと思います。
あなたはあなたのそのままで良いので人と比べることをせず、いつでも自分がハッピーでいられる選択をしていきましょう。
私もまだまだですがこの病気と向き合ったり今の自分でそれで良いよねと自分自身が認めてあげることで
心が少しずつ軽くなっていくように思います。
いきなり全てを受け止めるのは難しいかもしれませんが一つずつ「この私で良い、大丈夫!」だと思えると
かなり気持ちが軽く明るい方向に変わってくると思います。
一緒にもっと今の自分であることに喜びを感じられるように過ごしてみませんか?