パニック障害の方は毎日どんなふうに過ごしていますか?発症する前とはガラッと生活が変わったかもしれません。
今日はそんなパニック障害の日常生活についてお話します。
パニック障害の生活の変化
パニック障害になってからちょっと負担に感じるなということが増えました。
前までは何も考えずに出来ていたのにそれが出来なくなるということも起こりました。
外出・公共交通機関を使うのが怖い
まず圧倒的に感じた変化は外出がしんどくなり電車やバスに乗るのが怖くなったということです。
学生時代は電車で往復3時間くらいかけて学校に行っていましたがパニック発作が出るようになってからはかなり大変でした。
急行の電車を降りて駅と駅との間隔が狭い各駅停車に乗り換えましたがそれでも一駅しか耐えられず駅のホームで座り込むこともありました。
また電車などで遠出をするのも負担に感じるようになり、特に初めての場所ではパニック発作が起こりやすくなりました。
通学、通勤などで慣れていたとしても一度発作が起きた駅に近づくだけで怖くてまた発作が出てしまうなんてこともありました。
美容院、歯医者などが怖い
歯医者が怖いというのはまた別の意味で痛かったらどうしようというのは前からありましたがそれに加えて
「逃げられない状態」をすごく怖いと感じました。これは美容院も同じです。
逃げられないというのは表現がおかしく感じるかもしれませんが、もし自分がパニック発作が出ても自由に動けないという
ところに怖さを感じていました。
例えば歯医者で治療中であったり美容院でカラーしてもらっている時に「すいません、席外して良いですか」とは言いにくいです。
途中でどこ行くの?ってなりますし、ずっとそこに座っていなきゃいけない、自分のタイミングで動けないというのが怖さに変わりました。
美容院は今まで癒しの場でもありましたが一時期はものすごく緊張して毎回発作が出ることもありました。
外出するまでの準備
外出する予定があってそれまでの準備の間は常にドキドキしながら過ごしています。
その準備は前日から始まっていて、次の日に負担をかけないように食べ物や飲み物にも気をつけて過ごします。
連続で予定がある時は常に不安を抱えながら自分の体調を整えることに集中します。
後は目的地に行くまでの電車やバスの時間を調べたらどうやってそこに行くのか何度もシミュレーションをします。
もし電車で発作が起こるかもしれないから1本早い電車で行こうとか、発作で歩けなくなると怖いから5分の道であっても
20分かけて歩く予定で組んだりと一つの場所に行くのに時間がかかって仕方ありません。
なのでスムーズに着いた時は2時間ほどそこで待たなければいけないなんてこともありました。
常に発作が起きたら時間がかかるからという思いから5分どころじゃない1時間前行動みたいになってしまう時もあります。
毎日の過ごし方
パニック障害の方は毎日をどのように過ごされていますか?
きっとあの発作がまたきたらと考えると怖くてたまらないと感じる方も多いと思いますし、外に出にくいのではないでしょうか。
私もその一人です。外に出る用事があったらずっとそのことを考えているしその為には何が必要か準備の連続という感じです。
積極的に癒しの時間、リラックスできる時間を作るのが大切だなと感じました。
パニック障害になれば常にパニック発作の恐ろしさから抜け出せない状態になります。もしかしたら次に発作が起きたら
自分は死ぬのではないかとさえ感じる苦しさです。
いつも緊張状態、不安状態だからこそ自分のリラックスできる方法を見つけておいてください。
楽しい予定の時に発作が出てしまうと「え、なんで今?」ってなることもありますが出る時はもう仕方ないと思って過ごす方
が気持ちは楽になります。どれだけ調子が良くても急に出てくるのがパニック発作なので。
出ないようにすることも大事ですが、万が一出たとしても自分は大丈夫と思えた方が長い付き合いを上手くできるかもしれません。
パニックを避けたい気持ちはやまやまですが一度来たら中々離れてくれません…。
日常生活の中ではできるだけ考えたくないという気持ちもあると思います。なので自分が楽しいことや夢中になれること
それこそ癒されることは日常にたくさんあると良いなと思います。