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強迫観念が次々と不安を呼び寄せる。負の連鎖を断ち切るには?

皆さんは普段の生活の中のどんな時に強迫観念がありますか?

人それぞれだと思いますが、一度出てきたら中々消えないのでとても厄介なものですよね。

目次

強迫観念と強迫行為

強迫観念

まず強迫観念とは自分が恐怖や不安を感じるイメージや考えが頭に浮かぶことを言います。

例えばこれをすれば自分が死んでしまうのではないか、というような度を越した強い不安や恐怖のことを指し

自分の意に反して何度も頭に浮かび払いのけることが出来なくなります。

強迫行為

強迫行為とは頭に浮かぶ強迫観念から来る恐怖や不安を打ち消すために何度も同じ行動を繰り返すことを言います。

これは自分でもばかばかしいと分かっていても強迫観念に囚われ無意味な行動を何度も繰り返してしまいます。

強迫観念と強迫行為の負の連鎖

強迫観念は何度も繰り返し終わりが見えません。一つクリアしても、じゃあこれは大丈夫?と次々と出てきます。

一つ気になればあれもこれもと気になってしまい、今まで思いもしなかったことに対して恐怖が出てしまうこともあります。

強迫性障害は不安・危険センサーが常に動いていてどんな小さなことでも敏感に反応してしまいす。

無意識の内に一つ不安が解決する度にじゃあこれは?というように次の不安を自ら引っ張ってきてしまいます。

しかしその不安は自分が必要以上に怖がっているだけのものが多い気がします。緊急事態に発展するほどでもないですし…。

私もずっと強迫行為をしてきましたが、今考えればそこから大きな問題につながったことは一度もありません。

これをしないとどうにかなってしまうんじゃないかと自分が思い込んでいるせいで確認や同じことを何度も繰り返してしまいます。

そしてその確認を怠れば自分の命が危険かも…なんて考えるんです。本当に強迫観念て恐ろしいです。

負の連鎖を断ち切るには

自分が知ること

今皆さんは強迫観念にとても苦しめられていませんか?こんな思いも強迫行為をやめたいと思ってませんか?

強迫観念と強迫行為のこの負の連鎖を断ち切るにはまずとても大切なことがあります。それは自分がそれをしなくても大丈夫だと知ることです。

これはほとんどが自分の思い込みに過ぎません。いつからなぜこんなに恐怖を感じるようになったか分かりません。

昔は一人暮らしでも戸締りや目覚ましの確認なんて何も思わずやっていたし、手を洗うことに執着していたわけでもありません。

そしてこれは人からそんなに心配しなくても大丈夫だよ、と言ってもらって無くなるわけでもありません。

自分の身を持って大丈夫だと体験することで強迫観念は薄れ強迫行為は減っていきます。

周りを見る

一度周りの人をよく見てみてください。家族でも友達でも恋人でも誰でも良いです。自分が毎日こんなにも恐れていることを周りの人は何も思わずにやっています。

例えば本や新聞を読んでいてそのままの手でパンやお菓子を食べてみたり。でもそれで具合が悪くなったことは私の知る限りありません。

誰かがしていることを見て「私も同じことしても大丈夫なんや!」と気づいた瞬間がありました。

誰かと一緒に過ごしている内に自然と怖いものが減っていき、今まで出来なかったことが出来るようになるかも知れません。

なぜそんなに小さなことで怖いかって「一人だから」という理由は大きいのではないでしょうか。

一人でもし自分の身に何かあればどうしよう…普段からこんな風に考えていませんか?

一度誰かと一緒にいる時に試してみたください。必要以上に戸締りを気にしない。手を洗うことにも執着しないとか。

私はそうやって自分の中で安心が増えていき少しずつ他のことにも抵抗が無くなり、一人でいる時に同じことをしたって平気になりました。

これは一人では解決できません。だから今もずっと通院して薬を飲んでカウンセリングを受けています。

でも身近な人の行動を見て真似してみると少しずつ自分の中で「大丈夫」が増えていくことにも気づけました。

こんなこと相談したら重いかな…って私はよく考えていましたが皆さんの中にもそういう気持ちありませんか?

でも必ずあなたを助けてくれる人はいるし、迷惑をかけてしまうと思うかも知れないけどそれって案外一瞬かも知れません。

長い目で見てあの時相談しておいて良かったと思えることもあると思います。

自分一人で全て抱えて解決しなきゃと思いがちです。でもそんなことはありません。

正直にしんどい、不安、怖いっていう気持ちを表に出すことも大事です。

自分の殻に閉じこもってしまうことが多いので一度周りをよく見てみてください。自分が安心感を得られるきっかけが

そこにはあるかも知れません。

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この記事を書いた人

関西在住の20代OLです。
私の趣味はダンスで、自由に自分を表現できるところがとても好きです。
言葉で伝えることとは別に大切な自己表現の一つになっています。

そんな私は今心の病気と共に生活をしています。
突然体調に変化を感じて心療内科に訪れた時、強迫性障害と診断されました。
それ以来病気になった自分を弱い人間だ、人より劣っていると責め続けてきました。
ですが実際は全くそんなことないと気づきました。
そして心の病気が原因で辛い経験をしている人がたくさんいる事を知りました。

私はこの気づきや病気の辛さを共有でき、みんなが安心して過ごせる場所を
作りたいと思っています。
もっと心の病気についてオープンにする事で
お互いが過ごしやすい環境、社会を作っていけるのではという思いから
ブログを始めました。
私のブログでは、みんなで一緒に病気があってもそれを乗り越えて前向きに
幸せになっていこうという事を発信しています。

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