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強迫性障害は実家や誰かと住む方が良いの?ひとり暮らしは危険?

強迫性障害で一人暮らしをしている皆さん、毎日大変ではありませんか?

実家に帰れば楽になるのかも…と思うこともあるかもしれません。

しかし今の環境をガラッと変えて実家に帰ることが難しい、親に頼るのは何だか申し訳ないなど色んな感情があると思います。

私は今一人暮らしをしているのですが、最近2週間ほど実家に帰っていました。

社会人になってからこんなに長い期間実家にいたことはほぼないので、その時に感じたことをお話したいと思います。

目次

実家と一人暮らしの違い

ひとり暮らしの生活

一人暮らしは7年ほど続けていますが、一人暮らししたての時と今では生活がまるで違います。

強迫性障害になったのは一人暮らしを始めて2、3年が経った頃でした。

正直病気になる前は何とも思わなかったことも今ではすごく気になるし一人暮らしは自由で楽しいものから不安なものに変わっていました。

皆さんは普段の生活の中でどんなことが気になりますか?どんなことを怖いと思いますか?

私はずっと玄関や窓の戸締りや目覚まし、仕事のシフト時間の確認を繰り返していました。

また自分の手が汚れていないかなどがとても不安で1日の内にに何度も手を洗っていました。

一人暮らしって誰にもこれって大丈夫?と聞けないし、全てを一人で解決しなきゃ!と思うとしんどくないですか?

誰かを頼りたいけど今の自分の不安をどう相手に伝えたら良いのか分からず当時はすごく悩んでいました。

10回20回確認しても不安になったり、もしこうなったら私死んじゃうかも…なんて取り越し苦労も多くて

この不安な気持ちを周りに伝えて理解してもらうのって難しく思ってしまいますよね。

でもこの時は自分の生活がかかっているので、何とか耐えて日々を送っていました。

実家での生活

実家に帰ってからの生活は驚くほどに変化がありました。

一人暮らしだと誰とも話さないので何かあると永遠に一人きりで悩んでしまいます。

テレビも何だか寂しいので一応つけとくみたいな感じで音は聞こえないほど小さくして過ごしていました。

ですが実家に帰ってからは、あれもこれも話したいという気持ちになって家族と他愛もない会話を楽しんだりしました。

今この瞬間この話をしたい!と思う時に話を聞いてもらえる相手がいることにとても幸せを感じました。

今までテレビはただ何となくついてるだけのものでしたが、あのドラマ一緒に見よう!など新しい楽しみも増えました。

家族と一緒に過ごすことで前向きになれたり、積極的になれたりして自分自身が良い方に変わっているなと感じました。

今まで感じていた心配はどこへやら…と思えるくらいに感情に変化があり、家族と一緒だという安心感がありました。

これはすごい変化だと思いませんか?誰かと一緒にいるというだけでこんなにも伸び伸びと過ごせてしまうんです。

強迫行為が減った?

変化は家族と過ごすことで感情だけではなく、それに伴い行動も大きく変わっていました。

毎日嫌というほど苦しめられた強迫行為が気づけばかなり減っていて自分でも驚きでした。

皆さんは手でパンやおにぎりを食べたり、お菓子を食べたりすることができますか?

私は絶対NO!でした。毎回手はしっかり洗ってその上でアルコール消毒までする徹底ぶりです。

ですが実家にいる間は何も気にせず、手を使ってパンやお菓子を食べたりしていました。

その他には目覚ましはかけないし、戸締りは親がしてくれるのでその辺の確認も一切しないので心配はありませでした。

そもそもそういうことが心配だということさえも私の頭から抜けていました。

それは親がしているのを見てこれは大丈夫なんだ!と自分の中で思えたり、心配ならこれ大丈夫かな?と聞ける相手が

いてくれることで私の中の不安を消してくれました。

私は少々のことなら気にならなくなったし、これはまた一人暮らしを再開しても以前よりも不安が減っているのを感じました。

家族と一人の時間のバランスが大事

家族と過ごす楽しい時間、マイペースにのんびりできる自分だけの時間。全てはバランスが大事だなと思いました。

そして一人きりで抱え込まないで苦しい時は家族をもっと頼っても良い、必ずしも一人で全てを解決しなければいけない訳じゃないと思いました。

2週間という期間は短いのかもしれませんが、私の中ではかなり大きな変化があった2週間でした。

また実家に帰って癒されて気分転換が出来たことによって、一人暮らしに戻ってからも前のような不安はかなり減りました。

たまに実家に帰って家族と過ごすからより大切さが分かったり、本当に家族の存在って大切だと感じながらそのバランスもすごく大切なのかなと思いました。

強迫性障害はマイルールが多く、自分が思っている通りに物事をやらないととても不安だったりします。

いつもと同じでなければならないという気持ちがあったり、自分の中での人とは違うこだわりやルールがあったり。

それは家族と過ごすことでそのマイルールが破られてしまうことも…でもちょっと良い機会かも!と思えるようになりました。

一人だとそのルールに沿って行動しないともしこれで失敗や何かあったら大変だという気持ちになりませんか?

でもそれに縛れなくても物事は上手くいくし、もし何かあっても家族が助けてくれると思えば心が軽くなるかもしれません。

あなたにとって家族と過ごす時間はマイルールから解放される良い機会になるかもしれません!

一人暮らしで自分の時間や自分の決めたことを大切にするのも良いことです。

でも苦しくなったら家族を頼ることも出来るし、短期間でも家族と過ごすことで大きな変化があるかもしれません。

個人差はあるかと思いますが、思い切って休みをとって実家に帰ってみるのも良いかもしれません。

また一人暮らしを経験して自分にはどんな変化があるのか、案外一人の方がしっかりするなんてこともあります。

そのバランスを上手くとりながら、自分も家族も心地良く快適に毎日を過ごせたらすごくハッピーだなと思います!

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この記事を書いた人

関西在住の20代OLです。
私の趣味はダンスで、自由に自分を表現できるところがとても好きです。
言葉で伝えることとは別に大切な自己表現の一つになっています。

そんな私は今心の病気と共に生活をしています。
突然体調に変化を感じて心療内科に訪れた時、強迫性障害と診断されました。
それ以来病気になった自分を弱い人間だ、人より劣っていると責め続けてきました。
ですが実際は全くそんなことないと気づきました。
そして心の病気が原因で辛い経験をしている人がたくさんいる事を知りました。

私はこの気づきや病気の辛さを共有でき、みんなが安心して過ごせる場所を
作りたいと思っています。
もっと心の病気についてオープンにする事で
お互いが過ごしやすい環境、社会を作っていけるのではという思いから
ブログを始めました。
私のブログでは、みんなで一緒に病気があってもそれを乗り越えて前向きに
幸せになっていこうという事を発信しています。

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